家庭での血圧測定のタイミングと重要性
健康を気にしている方や高血圧の方など、自宅で血圧測定をしている人って増えていると思います。でも、血圧測定のタイミングって決まっていますか?血圧は、1日に大きく変動しているので、測り方も大事ですがタイミングも大事ですよ。

家庭での血圧測定の重要性
血圧は、そもそも1日の中で大きく変動するものです。また、血圧はさまざまな条件でも変動してしまいます。例えば、病院に来て少し緊張しているだけでも血圧値が大きく上がってしまう人もいるのです。ですので、月1回程度の診察室での血圧値のみでは本当の血圧か判断ができません。
血圧に関係する薬を飲んでいる時、今の血圧がたまたま低かったのか、いつも低いのかとでは医師の判断は大きく異なります。そのため、本当の血圧値を知ることが重要です。
血圧測定のタイミング
血圧の測定は1日に2度測る必要があるとされていて、1度の測定で2回測り、その平均値を記録すると良いとされています。しかし、日常生活でそれを続けるのは難しいので、安静にして1度の測定で1回測って記録をするので十分と言われています。
朝
- 起床後1時間以内
- 排尿後
- 内服前
- 朝食前
- 座位1~2分の安静後
夜
- 就寝前
- 入浴前もしくは入浴1時間以上後
- 座位1~2分の安静後
測定環境
- 静かで適切な室温
- 会話をしない
- カフェインを摂取や喫煙をしない
- イスや正座やあぐらなど、日常の座った姿勢で、1~2分安静
- 上腕(肘関節より上)に腕帯をピッタリと巻く
- 測る腕の高さが心臓の高さ
最後に
正しい測り方・タイミングで血圧測定をして、正しく治療を受けたり、高血圧気味の方は血圧を下げる工夫をしていきましょう。
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