採血時の疑問と対策【血管が逃げる】【血管が見えない】
私は持病の関係上、半年に1回くらい採血をしているのですが、その際に「血管が見えない(見えづらい)」「血管が逃げる」といった言葉を聞きました。半年に1回とはいえ、採血の際の注射は痛いから何度も刺されたくないし、できるならスムーズに採血できるようになるのがお互いのためです。ということで血管について調べました。
血管が見えにくい人とは
そもそも血管が見えにくい人とはどんな人なのかを調べました。
- 肥満体系の人
- 血圧が低い人
- 血管が生まれつき細い人
- 冷えている時
- 緊張している時
採血するとわかっているときは、体を冷やさないようにするのはもちろん、緊張をほぐすのがオススメです。また、脱水状態だと血管が見えにくくなりますので、水分の補給も忘れずに。いつも採血できている箇所があるなら伝えておくのがオススメです。
肥満体系の人は皮下脂肪に埋もれて血管が見えにくい場合があり、血圧が低い場合は、血管が見えにくいうえ採血できても時間がかかる場合があるそうです。血管が生まれつき細い人は細いので刺しづらそうです。
血管が逃げる人
血管が逃げるってどういうことだろうと思った方もいるかもしれませんが、うまく刺さらない場合と実際に横に動く場合があるそうです。
原因は以下です。
- 採血される側の血管が細くて曲がっている
- 血管が硬い場合(血管の老化)
- 肥満体系で血管が確認しにくい場合
血管が細いとどうしてもずれてしまいやすそうですし、注射の針が血管内に入りにくく固定しにくいそうなのです。この場合は、点滴などに使う細い針、翼状針に変えたりすることもあるそうです。血管が硬い場合は太くてしっかりとした血管であっても、うまく刺さらずに蛇のように動いてしまうことがあるそうです。また、肥満体系で血管が確認しにくい場合は、刺した場所が実は血管のある位置ではないケースもあるそうです。
血管が見えにくい人・逃げる人には運動習慣
肥満体系・血圧が低い・血管がもともと細い人で、血管が見えにくい・逃げると言われて悩んでいる方は、運動をしましょう。
筋力が上がることで、血流が増え、血管が多少大きくなることで見つけやすくなることがあるそうです。有酸素運動なら、血圧が低い方にも効果的で、低血圧の根本的な解決にもつながりそうです。
老化してしまった血管は、実は何歳になっても若返らせることが可能です。血管自体をしなやかに保つこと、流れる血液をサラサラにすることが大切で、定期的に運動をするなどの生活習慣の改善と食事の改善が有効です。
食事の改善について
特に「血圧、コレステロール、血糖値」のコントロールをすることで血管の質を高められるそうです。これをコントロールするには、以下が大事です。
- 低塩分
- 低血糖
- HDLコレステロールを増やす
塩分が多い食事をとると、血圧が上がり血管が硬くなってしまいますし、高血糖になることで、血管は傷み、詰まりやすくなります。HDLコレステロールは、動脈で余ったLDLコレステロールを回収して肝臓に運ぶ機能をもっているので、プラークを作ることを防ぐことができます。
LDLコレステロールとプラーク
動脈で余ったLDLコレステロールは、傷ついた内皮細胞の内膜に入り込み、様々な過程を経て「プラーク」と呼ばれるコブのようなものになってしまします。血管の内壁が分厚くなり、血液の通り道が狭くなりる現象をアテローム硬化と言います。
すると、血管が少し収縮しただけで血流が途絶えて、その血管により酸素や栄養が送られている心臓や脳に症状が起こります。そして、プラーク状態が進行すると内膜が少しの圧力で破れやすい状態となります。破れると、破損部分を修復するために、血小板が集まりかさぶたのようなものを作りますが、これを繰り返すと血栓ができ、血管が詰まり、心筋梗塞や脳梗塞などの危険な病気を引き起こすことになります。
具体的な食改善について
塩分対策
- ダシを効かせる
- 薬味や香辛料などのうまみを活用する
糖分対策
- 精製度の低い穀物(玄米や大麦入りごはんやライ麦パンなど)
- 野菜を先に食べる
- 50歳過ぎたら炭水化物を半量にするなどして減らす
HDLコレステロール
- 納豆
- ネギ
- お茶
- キノコ類
- トマト
「おさかなすきやね」を取りいれるようにする
- お:お茶(カテキン:コレステロール値や中性脂肪血糖値を下げる)
- さ:魚(特に青魚:DHAやEPAなどが血流をよくする)
- か:海藻(水溶食物繊維:脂肪排出、コレステロールを下げる)
- な:納豆(ナットウキナーゼ:血栓を溶かす、B2:脂肪代謝を促す)
- す:酢(クエン酸:赤血球の膜を柔軟に血液をサラサラに)
- き:きのこ(β-グルカン:コレステロール値、血糖値を下げる)
- や:野菜(ビタミンミネラル食物繊維が豊富、350g食べよう)
- ね:ネギ(アリシン:血小板の凝集を抑え血栓ができにくくする)
最後に
採血時の疑問から、血管の老化対策まで調べました。
血管の老化は10歳から始まっているとも言われ、運動習慣がない人は血管の老化の可能性も高いです。危険な病気につながるので、ぜひ食事の改善と運動習慣を取り入れ、健康的に過ごしましょう。
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