【ペット】猫の生涯費用と寿命について
いつかは猫を家族に迎えて暮らしたい願望がある筆者ですが、実際にどのくらいの金銭的余裕があれば飼育できるのか、寿命はどのくらいなのかという現実的な問題について調べてみました。
猫の寿命について
一般社団法人ペットフード協会「令和3年 全国犬猫飼育実態調査」によると、2021年度の猫の平均寿命は15.66歳です。ちなみに2019年は15.03歳、2020年は15.45歳となっており少しずつ伸びているようです。小動物に比べるとかなり寿命は長いですね。
そのため、少なくとも猫が15歳を迎えるくらいまではお世話をしたりしながら一緒に暮らさなければなりませんが、15年後の自分が元気に猫の世話ができるかが大事になってきます。15年は長いですから、その間に子供ができたり結婚したりして環境が変わるかもしれません。そのような時にも、きちんと責任を持って猫の世話ができることが猫を家族として迎え入れる絶対の条件となってきます。
参考サイト
猫の生涯費用について
猫を家族としてお迎えするには、ある程度余裕のある生活ができていなくてはなりません。これから猫も養うことになるわけですからね。そこで実際にどこでどのくらいかかってくるのか調べていきます。
2021年時点での平均寿命15.66歳で、生涯必要経費は1,535,678円かかります。
※一般社団法人ペットフード協会「令和3年 全国犬猫飼育実態調査」内データ。猫の年齢ごとに算出した平均支出金額を平均寿命まで足しあげることにより算出
お迎え方法について
猫をお迎えする方法はいくつかありますが、ひとつはペットショップなどで購入してくることです。この場合はお迎え自体に多額のお金がかかりますが、好みの見た目・種類の猫を選べるというのが利点です。
こちらの費用は5万~50万くらいかかるようです。血統や猫の種類によって金額が違います。
もうひとつは保護されている猫を引き取ることです。様々な理由で里親が必要な猫がいます。お迎えするには条件や審査があります。また、無料というわけではなく諸経費が含まれている「譲渡費」を支払うのが一般的です。譲渡費は、保護されていた期間に受けたワクチン、検査、去勢・不妊手術などの費用の一部として支払います。
譲渡費は3万~6万ほどかかるようです。調べると団体などのHPに載っていることが多く、手術や検査、ワクチンを受けたりしている場合はそこから上乗せで支払う形のところもあるようです。
里親の募集は、インターネットなどで情報を得られる他、地域での譲渡会、動物病院などで里親募集の情報を置いてくれているところもあるようです。
引き取り先が見つからないと殺処分されてしまう可能性もあるので、種類や見た目にこだわらない人であればぜひ里親を募集をしている人から譲り受けることも検討してみてほしいです。
初期費用について
猫をお迎えするにあたって、準備しておかなければならないものがあります。猫が生活するのに必要なトイレなどやごはんはもちろん、ごはん皿やキャリーバッグ、グルーミング用品、キャットタワーなどの猫が運動できるおもちゃですね。
さらに、健康診断や予防接種も必要です。子猫をお迎えした場合は別途で去勢・避妊手術が必要になります。病院によって値段が違うので気になる方は先に相談したり調べておきましょう。
ここでは、消耗品(ごはんやトイレの砂など)を除いた費用を計算します。
トイレ | 約1,500円~ |
キャリーバッグ | 約1,500円~5,000円 |
グルーミングブラシ・コーム | 約1,500円(/1つ) |
爪切り・爪とぎ | 約2,000円 |
シャンプー | 約1,500円 |
耳掃除用のローション | 約1,000円 |
耳掃除用の綿棒 | 約500円 |
ごはん皿 | ~約2,000円 |
キャットタワー | 約10,000円 |
健康診断 | 約25,000円 |
予防接種(3回分) | 約1,5000円(1回:約5,000円~) |
去勢手術 | 約5,000円から20,000円 |
避妊手術 | 約10,000円から40,000円 |
トイレ3000円、キャリーバッグ3000円、ブラシは2本購入したとして3000円、爪切り2000円、シャンプー1500円、耳掃除用のローションと綿棒で1500円、ごはん皿2000円、キャットタワー10000円、健康診断25000円、予防接種5000円、避妊手術が25000円かかったとすると、なんと81,000円かかることになります。
これは一気に全部そろえてこの値段かかるということなので、猫とお財布と相談してうまくそろえておきましょう。
毎月でどのくらいかかるのか
一般社団法人ペットフード協会「令和3年 全国犬猫飼育実態調査」によると、2021年の1頭飼育者で1ヶ月あたり支出総額が8,460円(医療費含む)となっています。
さらに、2021年の1頭飼育者で1ヶ月あたりのフード支出金額の平均は2,978円となっており、おやつの平均は1,346円となっています。
トイレの砂は3か月分くらいずつ販売されているので、単純に1か月あたりに割っています。ウェットシートは1か月に80枚入りの物を使い切ったとして計算しています。
ごはん | 約3,000円 |
おやつ | 約1,500円 |
トイレの砂 | ~約700円(1か月あたり) |
ウェットシート | ~約113円(1か月80枚使ったとして) |
光熱費 | 約1,500円 |
1か月あたり、医療費を含めないで6,813円見ておけば良さそうですね。また、ケガや病気の治療費に年間平均23,919円かかっているデータがあるので、1か月にすると約2,000円程度になります。
参考サイト
病気について
猫の健康に気をつかっていても、病気にかかる時はかかってしまいます。また、猫は人間と違って公的な医療保険がなく、治療費はすべて飼い主が負担します。また、病院によって治療費が異なるため高額になるケースもあります。
猫の病気として有名なのが、「慢性腎臓病」です。年間診療費の平均で272,598円かかっているデータがあり、一度かかってしまうと長い付き合いになるそうです。
また、「誤飲」も多いそうです。カーテンの誤飲では143,353円かかっているケースもあります。
まだ貯金が十分にないうちはペット保険などに加入しておく必要がありそうです。
まとめ
猫のいる生活にはあこがれますが、猫について勉強をして、環境を整えて貯金もしたりしないと安心して猫と過ごせなさそうではあります。今回は猫の生涯費用と寿命について調べました。
- 猫の寿命は平均15.66歳
- お迎えのための費用がかかる
- 猫が暮らすのに必要なアイテムをそろえる初期費用がかかる
- 猫の生涯費用平均は1,535,678円
- 猫の月費用平均は8,460円
猫をお迎えするときは下調べと準備が必要です。最後まで責任を持って面倒を見てあげましょう。
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