【GAS】Hello Worldと表示させるだけのWEBアプリを作る

2022/06/08

前回は、GASについてどんなものなのか調べたので、今回は実際に使っていきます。Google Apps Scriptを使って、「Hello World」と表示させるだけのアプリを作ってみたいと思います。

Hello Worldを表示させる

実際にGASを利用してみたいと思います。今回は、よくある「Hello World」と表示させるだけのアプリを作成します。

Googleドライブを開いて、「Google Apps Script」を新しく開きましょう。

とりあえずログに表示させてみる

まずはログに表示させてみます。特に意味はないですが、変数に文字列を入れて表示させています。

function myFunction() {
   var s1 =  'Hello World'
  console.log(s1)
  return
}
実行結果
   お知らせ	実行開始
   情報	Hello World
   お知らせ	実行完了

今回のログ表示は、console.logを使用しています。Logger.logだと、スクリプトエディタからの実行時にしかログは見れません。

GASを実行してhtmlで表示する

2種類の表示のさせ方をします。ひとつは実行するGASそのものに変数を入れてhtmlに表示させます。もうひとつは、別の関数を実行してそこから値を取り出す方法です。

doGet関数は、htmlを表示させる関数です。ついでに変数に文字列を入れてhtmlに渡しています。

function doGet(){
  var htmlTemplate = HtmlService.createTemplateFromFile('index');
  htmlTemplate.message1 = 'HelloWorld';
  return htmlTemplate.evaluate();
}
function getMessage(){
  var gas = 'Hello GAS';
  return gas;
}

こちらはHTMLの中身です。上の関数で呼び出しているのは「index」という名前なので、こちらの名前はindexです。どちらも戻り値に変数を指定して、htmlに表示させています。

<!DOCTYPE html>
<html>
  <head>
    <base target="_top">
  </head>
  <body>
    <div>
      <?= message1 ?><br>
    </div>
    <?
     var gmessage = getMessage();

     output.append('<p>' + gmessage +'</p>');
    ?>
  </body>
</html>

これをWEBアプリとしてデプロイすることで、表示させるURLができます。デプロイ前には、デバッグを忘れないようにしましょう。

実行すると以下のようになります。おつかれさまでした。

最後に

とりあえず、Hello Worldを表示させるだけのGASを作ってみました。表示させる方法はいくつかありそうなので、柔軟に使い分けたいところですね。

次回は、スプレッドシートから値を取り出して表示させるGASを作ってみたいと思います。