アニメ聖剣伝説LoM12話「ティアストーン(後編)」感想
先日放送された、アニメ「聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-」の12話を振り返りながら、感想などを綴っていきます。
12話 ティアストーン(後編)
OP前
煌めきの都市に入ってから見た過去の出来事を見ます。先週と同じ内容です。
Aパート
玉石の座の扉の前まで来た二人。蛍姫の声が聞こえて急ぎ、中へ進みます。
中で待っていたのは宝石店の店主。シャイロは混乱しますが、瑠璃はすぐに勘付きます。サンドラです。
シャイロはセラフィナがサンドラ側の協力者であることを認識して落ち込みますが、瑠璃はそれどころではありません。蛍姫と一緒にいたはずの真珠姫の姿がありません。サンドラに聞きますが「あの子」に任せてあるとだけ言います。
瑠璃は「なぜ仲間の命を奪う」とサンドラに聞きますが「先に始めたのはどっちかしら」と言います。蛍姫のことですね。そして、宝石王がやってきます。飲み込んだものを融合させる能力を持っていると聞き、シャイロと瑠璃はハッとします。涙石を作るために宝石王の中で珠魅の核を融合させているようなのです。
サンドラはその涙石を蛍姫に使うつもりでここまでやってきました。シャイロと瑠璃は、蛍姫にサンドラを止めてと言われてここまで来ています。蛍姫はそんなことを望んではいませんし、サンドラもそんなことは知っています。「どうやらもう、交わす言葉もなさそうね」と、ジュエルビーストを2体召喚します。
瑠璃とシャイロで分かれて相手をしますが、シャイロは歯が立ちません。瑠璃は片方のジュエルビーストを片付け、シャイロに運命の剣を投げて「いいから使え!」と促します。運命の剣を使ったシャイロはジュエルビーストを倒すことができました。
そこにセラフィナがやってきます。その手には黒い真珠を持っています。レディパールの核です。
Bパート
シャイロはセラフィナがそのような行動をとったことがショックでしたが、出会いの頃を思い出します。出会ったときからすでにシャイロは利用されていたのだと気付きます。今までの出来事がシャイロの中で繋がっていきます。
セラフィナは宝石王に核を渡し、宝石王はそれを飲み込みます。それを見た瑠璃は激昂して、セラフィナに向かっていきます。
シャイロはサンドラに攻撃され、満身創痍。瑠璃もセラフィナの猛攻に耐えられずに倒れてしまいます。
その時、宝石王の身体が光り「あとわずか、力が足りぬ」と宝石王がつぶやきます。その時、セラフィナに瑠璃が「俺の核を使え」と言いだします。このまま無駄になるくらいなら、蛍姫のため使えと言うのです。
しかしそこに、「その必要はない」とサンドラの声がします。サンドラが宝石王に歩み寄り、自らの核を差し出します。セラフィナはサンドラに駆け寄り、倒れたサンドラを支えます。「どういうつもり、こんなこと聞いてない」と声をかけますが、サンドラは「何ぼさっとしてるの、涙石を蛍姫に」と言います。そして最後に、「あなたと会えてよかったわ」と言います。
セラフィナは捨てられていたところを、サンドラに育てられたのでした。サンドラとの日々を思い出し、目に涙を浮かべますが、感情を振り切り、宝石王に「涙石を早く」と言い、槍を手に瑠璃とシャイロの方を向きます。
瑠璃には蛍姫の騎士として生きてもらう、と言いシャイロに襲い掛かります。抵抗もできずにシャイロはそのまま倒れてしまい、シャイロはそのまま腹に槍を刺されてしまいます。
「さよなら、シャイロ」と言い、槍を引き抜こうとしたとき、宝石王の断末魔が聞こえます。
急に宇宙の空間が広がり、宝石王に飲まれたはずの珠魅の核が夜空の星のように浮かんでいます。蛍姫と瑠璃の身体が透けていき、そのまま消えて、核だけになってしまいます。
その時、珠魅の核の思念が幻を見せます。珠魅たちも蛍姫のために何かできることを探していたことや、サフォーが騎士のために泣けないことを悔やんでいたり、レディパールが姫として涙を流せるように仕向けてくれないかとサンドラに約束をしていたことを知ります。
セラフィナは珠魅が仲間のためにできることを探していたことを「知らなかった」と言い、シャイロはサンドラがレディパールを傷つけた理由を知ります。
珠魅の核は床に落ち、元の玉石の座に戻っていきます。シャイロは珠魅のことを思い、涙を流してしまいます。
セラフィナもシャイロも泣いてしまい、石化し始めてしまいます。セラフィナとシャイロはいくつか言葉を交わしそのまま完全に石化してしまいます。
そして2人の涙が、涙石となり珠魅たちが復活をします。どうやら種族を越えた思いが涙石を作ったようです。珠魅たちは、涙石を作ろうとします。
外では嵐が吹き荒れています。シャイロの自宅では双子が家の中で嵐を見つめています。「珠魅が泣くと空も泣くんだって」とバドが言います。「ししょう、遅いね」と二人で空を見上げていると、だんだん晴れてきます。「見て、すごい」と空を見ているところに「あ、あれは!」となにかを見つけます。
ED
原作EDテーマが流れながら、今まで行った場所の背景が流れて、シャイロの家の前にシャイロとセラフィナが立っています。「ただいま」と言ってEDに移行。EDイラストの珠魅たちの目が開いています。
イベントについて
アニメの内容をゲームのイベントとして整理しておきます。
12話までにクリア済み
- ニキータ商い道中
- 小さな魔法使い
- 果樹園
- ペット牧場
- まいごのプリンセス
- 岩壁に刻む炎の道
- 鍛冶屋ただいま閉店中
- 砂浜のメモリー
- 波間に眠る追憶
- ホワイトパール
- 幸せの四つ葉(オリジナル展開)
- プッツィを探せ!
- コスモ
- 月読みの塔の誘惑者
- アレクサンドル
- フローライト(オリジナル要素あり)
12話
- ティアストーン
アーティファクトとランド配置
今までに配置したアーティファクト
- ポスト(マイホーム)
- 積み木の町(ドミナの町)
- 車輪(リュオン街道)
- ヒスイの卵(メキブの洞窟)
- 炎(断崖の町ガト)
- ※瓶詰の精霊(ウルカン鉱山)
- ※サンゴの燭台(マドラ海岸)
- さびたイカリ(港町ポルポタ)
- 月読の鏡(レイリスの塔)
- ※魔導書(魔法都市ジオ)
- ※海賊のカギ爪(海賊船バルド)
- ※アーティファクト不明(沼地)
- ※獣王のメダル(ジャングル)
- ※砂バラ(デュマ砂漠)
- ※壊れた人形(ゴミ山)
- 玉石の王杓(煌めきの都市)
※は今回もワールドマップで確認できなかったため、場所不明。
ゲームでは置けない場所にジオを置いてるので、間を補完しろってことなんでしょうか。アニメ内で使ったアーティファクト以外では、リュオン街道、魔法都市ジオ、マイホーム、ドミナの町があります。
最後に
正直、不完全燃焼ですね。いろいろ描写が足りなくて説明不足です。セラフィナも最後まで完全に悪役だったので「ただいま」じゃねーんだよなあ…と思ってしまいます。
年明けに公開予定のディレクターズカット版も一応見ようとは思いますが、ちょっと尺を増やした程度じゃ説明しきれないんじゃないかとも思います。1時間くらいの尺にしないと話をうまく落とし切れないんじゃないかと。
「終わり良ければ総て良し」という言葉もあるように、終わりを一番しっかりしてほしかったと思いました。途中までは結構面白くなったし、セラフィナもどうなるかなと思っていたので非常に残念です。
ディレクターズカット版でどう改善されるのか、少し待ってみようと思います。
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