アニメ聖剣伝説LoM10話「フローライト」感想
先日放送された、アニメ「聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-」の10話を振り返りながら、感想などを綴っていきます。
10話 フローライト
OP前
蛍姫が横たわっています。「もうやめて」と嘆く蛍姫。蛍姫は悪夢を見ていました。そこではルーベンスが帝国兵を傷つけるのを楽しんでいたり、エメロードが姉の核を首から下げて喜んでいたり、サフォーがマリーナに土下座させていたり、ディアナが他の珠魅に涙石を作らせていたり、現実からは程遠いひどい内容です。
そんな彼女が眠る箱を開ける人がいました。登場は3話でのガト以来でしょうか。宝石店の店主です。箱を開けてもなお悪夢を見続ける彼女を見つめ、頬に手を当てますが彼女の悪夢が良くなることはありません。店主はそのまま箱を閉じてしまいます。
Aパート
シャイロとセラフィナが魔法都市ジオに来ていました。もちろん、瑠璃と真珠姫を探しにきています。人だかりができていて通れなかったところを、セラフィナに導かれて裏道に進むと、瑠璃と真珠姫を見つけます。
セラフィナを見て剣を抜く瑠璃。「誤解だったんだ」とシャイロが説明しますが、瑠璃は聞き入れてくれません。セラフィナが「証明できる」というので、宝石店に向かい、店主に話を聞くと確かにここに来ていたようで、長い間滞在していたようです。
なんとか信用を得たセラフィナとシャイロは、瑠璃に「勝手にしろ」と言われ、ディアナのところに向かう瑠璃たちについていくことになります。
クリスティー商会の倉庫に向かうと、ディアナが石になって待っていましたが、瑠璃が「レディパールを連れてきた」というと、たちまち元の姿に戻ります。
ディアナは真珠姫に「何も覚えていないのですね」「わたくしを見て思い出すことはありませんか」と問いますが、真珠姫はさっぱり思い出せない様子です。ディアナはレディパールに確かめたいことがあったようですが、今の真珠姫ではわからないようです。
ここからは瑠璃の質問が始まります。なぜ俺たちは涙を流せないのかを問います。昔、珠魅は「友愛の種族」と呼ばれていたそうです。傷ついた者に、自分の命を分け与え、種の保存を図っていたからです。それこそが「涙石」です。姫の役割ですね。
しかし、大規模な珠魅狩りの時代を経て、他者に命を渡さないことで種の保存を図るようになったのです。珠魅は、いくつかの都市を築き珠魅だけで隠れ住むようになりました。そのため、涙を流す必要がなくなりました。
ディアナの統治していた都市では、唯一涙を流せる珠魅がいました。蛍姫です。彼女の涙を保険に、不死皇帝に奪われた同胞を取り返すべく、死闘を繰り広げていました。戦争ですね。
故に、多くの珠魅が傷つきました。でも、ディアナの都市には涙石があったので、涙石で珠魅は復活していたのです。
しかし、唯一涙を流せた蛍姫は、自らの命を削り涙石を作り続けました。ディアナたちも状況を変える手はないか模索し続けましたが、そんな手はなかったようです。
回想シーンでマリーナが動いて、声が出てて良かったです!サフォーの回想シーンでは出番少なかったですからね!それから他の名前付きの珠魅たちも結構出番があって良かったです。良かった良かった。
さて、そこでサンドラがやってきます。ディアナが戦争を仕掛けたせいで、蛍姫が涙を作り続けて寿命を削っていったのが気に入らなかったのがサンドラのようです。サンドラは珠魅だったのです。
「あのまま涙を流し続けていたら、彼女は死んでしまっていた」その口ぶりからディアナは蛍姫がまだ生きていることを知ります。ディアナは、珠魅が生き残るためには蛍姫をすぐに連れてくるように言いますが、サンドラは「なぜ心優しい蛍姫が命を捧げなければならない」と言い、「お前も蛍姫と同じ苦しみを味わえ」とディアナに向かっていきます。
シャイロは、それを見てサンドラに向かっていこうとしますが、セラフィナが立ちふさがります。その間にディアナは核を奪われ、サンドラは逃げていきます。セラフィナもシャイロを止めて時間稼ぎをした後、去っていってしまいました。
Bパート
瑠璃は、シャイロに「お前は優しすぎる」と言い、「俺たちに関わらなければセラフィナに裏切られることもなかった、もう俺たちに関わらないでくれ」と去って行ってしまいます。
サンドラも宝石王の元に向かい、ディアナの核を渡しますが、まだ足りないようです。あと一つ、と言われ悔しさを滲ませます。
シャイロはジオの街を一人で歩いていました。そんな時「だれか…だれか来て!」という悲鳴にも似た声を聴きます。宝石店の方から聞こえてきたので、宝石店に入ろうとするとどこかにワープします。
次の瞬間、宝石の装飾が美しい小さな部屋にいました。そして、目の前の箱から先ほどの声がします。箱を開けると、蛍姫がいます。シャイロはまだこの人が蛍姫だとは知りません。
彼女を起こすと、飛び起きました。大丈夫かと聞くと、「助けてくださり、ありがとうございます」とお礼を言われます。どうやら彼女は怖い夢を見てうなされていたようです。
その時、シャイロの目の前が光り出し、ピエロのような不思議な見た目をした小柄な生き物が飛び出しました。
蛍姫が誰かと問うと、蛍姫の方を見てムッとします。本人が言うには蛍姫が怖い夢ばかり見ているせいで、夢からはじき出されたというのです。どうしてそんな怖い夢ばかり見ているのか説明しろと訴えるその生き物に蛍姫は私にもわからない、と言い「ここにいれば怖いものはなにもないとアレックスが言っていたのに」とうなだれます。
この生き物の名前は「ベル」と言い、夢魔なのだそうです。夢をお散歩していたところ、蛍姫の怖い夢に出会ってしまったようです。
そして、ベルが言うには「蛍姫の怖い夢に引き寄せられて」シャイロはここに来たそうです。怖い夢には引力があるんだそうです。さらには、夢の構造についていろいろ説明していますが、かんたんに言うと「楽しい夢を見ましょう」という話なんだそうです。蛍姫の怖い夢にいる悪い虫を退治しに行くためにシャイロはここに呼ばれたそうで、ベルが指を鳴らすと蛍姫は横たわり、シャイロは消えてしまいます。
シャイロは気が付くと知らない場所にいました。ここはベルが言うように本当に蛍姫の夢の中なのかもしれません。その時、大きな音がしました。その方へ向かうと、ルーベンスが帝国兵を殺しています。ルーベンスがシャイロに気付くとシャイロにも襲い掛かってきます。
その異様な光景にシャイロはルーベンスに語りかけます。ルーベンスは心優しい人だったと、恋人のためでも草人を犠牲にすることなんてしなかったと。その話を聞くと、ルーベンスは顔つきが変わり、「ここでも会えなかったな、ディアナ…」と言って消えてしまいます。その直後、シャイロの周りの景色が歪んで変わっていきます。
今度はエメロードがいます。鏡の前で姉たちの核を首に下げて喜んでいました。シャイロは唖然とします。ここでもシャイロの知っているエメロードとは別人のエメロードがいました。エメロードは、涙石なんていつでも手に入るし、姉を生き返らせるのはオシャレを楽しんだ後でもいいかなーと言います。シャイロはエメロードの肩を掴んで、エメロードの姉が身を挺してエメロードを逃がしてくれたことを言い、その核はエメロードにとってそんなに軽いものじゃないだろ!と怒ります。するとエメロードは急に正気を取り戻し、「忘れてた…」と呟き、涙石を姉の核に使います。すると、エメロードの姉たちが蘇り、エメロードは姉たちに駆け寄ります。「ごめんね」と言い、姉たちに抱かれ、また消えていきます。
次の瞬間シャイロは、サフォーとマリーナがいる場所にいました。サフォーはマリーナに「涙石が欲しいんなら、もっと首を垂れたらどう?」と言っていました。マリーナの核は傷だらけです。でも、サフォーは「だれがお前なんかにやるか」と言い捨て、マリーナは去っていきます。それを見ていたシャイロはサフォーに「あの人は、貴方にとって大切な人じゃないんですか」と問いかけます。サフォーはそれを聞いて、僕にとって大切なのは僕自身だけさ、と答えます。でもシャイロは、「貴方は人を思いやれる優しい人だ」「貴方はマリーナさんに冷たくしていたことを後悔してた」と言うと、サフォーも正気を取り戻します。「ザル魚君に危害が及ばないように自分から核になる道を選んだ人だ」とシャイロが言うと、「ザル魚君…無事かな、会いたいな」と言い光に包まれ消えてしまいます。
次に来たのは、ディアナがいる場所でした。ディアナはそこでは珠魅の姫たちに鞭を振るい、「もっと泣きなさい」と涙石を作ることを強要していました。さらに、涙石を作ることができなかった珠魅の姫に向かって「この役立たず!」と言って核を奪ってしまいます。ディアナに向かって「何してるんですか!」と怒ったシャイロに「不良品を処分しただけよ」とディアナは言います。シャイロはディアナに「貴方は珠魅を殺すような人じゃない、心を殺してでも蛍姫に涙を流させ続け、帝国と戦った!」と言います。するとディアナは驚いたような顔をした後、目を瞑り、頭を抑えます。「貴方は、誰よりも同族を想っていたはずです」とシャイロが言うと、ディアナは膝をつき、「わたくしは、なんてことを…」「思い出させてくれてありがとうございます」と言い消えてしまいます。そして、泣いていた珠魅の姫たちも消えていきます。
そうして、シャイロが目を閉じ、開くとそこはもう夢の中ではありませんでした。ベルの「お帰りなさーい」という声が聞こえます。ベルが言うには無事に蛍姫の悪夢を倒せたようです。その証拠に、蛍姫は穏やかに眠っています。ベルはこれで安心して夢の中をお散歩できるようになったようで、相棒のバクを探しに行ってしまいました。
後ろで蛍姫が起き上がります。「久しぶりに安心して眠れた…」という蛍姫。「ありがとうございます」とお礼を言われ、良かった、と胸を撫でおろすのもつかの間、誰かがこの部屋に現れます。振り返ると、瑠璃と真珠姫がいました。
イベントについて
アニメの内容をゲームのイベントとして整理しておきます。
10話までにクリア済み
- ニキータ商い道中
- 小さな魔法使い
- 果樹園
- ペット牧場
- まいごのプリンセス
- 岩壁に刻む炎の道
- 鍛冶屋ただいま閉店中
- 砂浜のメモリー
- 波間に眠る追憶
- ホワイトパール
- 幸せの四つ葉(オリジナル展開)
- プッツィを探せ!
- コスモ
- 月読みの塔の誘惑者
10話
- アレクサンドル(Aパート/一部省略)
- フローライト(Bパート/オリジナル要素あり)
アーティファクトとランド配置
今までに配置したアーティファクト
- ポスト(マイホーム)
- 積み木の町(ドミナの町)
- 車輪(リュオン街道)
- ヒスイの卵(メキブの洞窟)
- 炎(断崖の町ガト)
- ※瓶詰の精霊(ウルカン鉱山)
- ※サンゴの燭台(マドラ海岸)
- さびたイカリ(港町ポルポタ)
- 月読の鏡(レイリスの塔)
- ※魔導書(魔法都市ジオ)
- ※海賊のカギ爪(海賊船バルド)
- ※アーティファクト不明(沼地)
- ※獣王のメダル(ジャングル)
- ※砂バラ(デュマ砂漠)
- ※壊れた人形(ゴミ山)
※はワールドマップで確認できなかったため、場所不明。
今回もアーティファクトを使っていないので、それぞれの場所は不明です。
最後に
今回は初めて、1話に2つのイベントが詰まっていました。その割には、情報量が多すぎずちょうど良かったかなと思います。
まずは、アレクサンドルのイベントでのディアナの心の鍵探しがなくなっていたところですね。間にイベントとか挟まなければ、瑠璃たちがディアナに会うまでの間に石になる必要も特にないですし、アニメとして見るなら探索とか挟まない方がすっきり見れるので良かったと思います。
そしてフローライトのイベントも夢の内容がかなり変わっていましたね。ゲーム内だと、悪夢というよりは、よくわからない夢だったので、ハッキリ悪夢として描かれていてわかりやすい表現になっていたと思います。
そしてベルちゃんの登場嬉しいです。あまりストーリーには関わってこないキャラクターなので省略されちゃうのかと思っていたのですが、しっかりと出番があって良かったです。可愛かったですね。
あと、今回シャイロにもセラフィナがサンドラ側の人間だとハッキリ分かる展開になっていて、今後どうするのか、どうなるのか楽しみですね。
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